現在、私は月2回レッスンに通っています。
大学を卒業してからは、不定期でしたが、大学で教えていただいていた先生のところに通っていました。
しかし結婚して子育てをしている中で段々と回数が減っていき、一年に1回行けるかどうかという程度になっていました。
息子が高校生になり、時間的にも気持ち的にも余裕ができ、もう一度きちんとレッスンに通って、学びたいと思い、娘がお世話になりました洗足学園で講師をされている渡部有子先生にお願いして、月2回教えていただくことにしました。
渡部有子先生は、東京藝大をご卒業後、ミュンヘン国立音楽大学で学ばれ、現在は後進指導のほか、フルートの伴奏者としてもご活躍されています。
先生は「演奏は表現することです。何を表現するかは、楽譜から感じ読み取り、どう表現するかは、奏者が自分の言葉として音楽を語ることだ」とおっしゃています。
楽譜から作曲者からのメッセージを読み取ることに関して、私の解釈はまだまだ浅く、豊富な知識を持っていらっしゃる先生の解釈はとても興味深く、驚きの連続でそれはまるで謎解きのようです。
今度はそのイメージを表現すべく練習していきますが、レッスンでは、よりイメージ通りの音色を出すための手や指の使い方を細かく指導していただきます。
「今までにない音色がだせた」「イメージ通りの表現ができた」と、興奮し喜びを感じることも多々あり、いくつになっても学べる、学びは楽しいと実感しています。
この学びを日々生徒の皆様に還元しています。
小さい生徒さんには身近なものに例えたりしてわかりやすく伝えることを意識しています。
大きい生徒さんには、曖昧な表現ではなく、具体的に伝えるようにしています。
自分が学んで強く思うことは、「素直」になることはとても大切だということです。
「できない」と思っていたことでも、「できる」と思って、素直にアドバイス受け入れて、正しく実践しているうちに「できる」ようになります。
すぐにはできなくても、継続することで必ず「できる」ようになるのです。
そして、新しい世界がひろがります。
私は、生徒の皆様にもピアノを通じて、この体験をたくさんして欲しいと思って、日々レッスンをしています。
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